今回は「バレルの寿命」についてです。
- バレルの替え時がわからない
- バレルの寿命がどのくらいか知りたい
カットのかかりが悪くなってきたときに、ふと思いますよね。
この記事の内容
- バレルの替え時はいつなのか
- バレルの寿命がどの程度なのか
- 長持ちするバレルはどんなバレルか
- 買ったときの状態を長く維持する方法
この記事を書くわたし
本記事の執筆者
投げている動画がこちら
ダーツ10年目の知識で、徹底的に解説していきます^^
この記事で分かること
ダーツバレルの寿命は?
あなたの思う、タングステンバレルの寿命ってなんですか?
バレルの寿命=〇〇で、答えは変わります。
「バレルの寿命=カットがツルツルになること」と考える人
〇〇に入る言葉が「カットがツルツルになる」であれば、バレルの寿命はこちらの通りです。
- 毎日3時間以上投げると、マイクロカットやデルタカットなどの細かい繊細なカットは1年もたない
- リングカットや、シャークカットのような大きめの刻みは1年以上もつ
- そもそも刻みがない「ノーグルーブ」のバレルを使えば、寿命は半永久的
細かいカットは、バレル同士がぶつかったり、落としたりすることで、刻みの山の部分がつぶれたり、削れていき、最終的にはツルツルになります。
一方で、大きめのカットは、角の部分が丸くなるだけで、完全にツルツルになることはありません。
もちろん買ったときの指への強い引っかかりは少ないものの、細かいカットに比べると、寿命はそこまで短くはありません。
こちらのバレルは、2015年から愛用している「ビックバンディ3.5」ですが、スキャロップカットという大きめのカットなので、いまでも充分投げられます。
そして、そもそもカットのない「ノーグルーブのバレル」を選べば、刻みが無くなって感覚が変わってしまうこともありません。
じゃぁどうやって投げるんだよ!って思った方は、こちらの記事をご覧ください。
こちらもCHECK
【トルピードバレルの投げ方】ダーツ10年目のわたしが3種類ご紹介
続きを見る
こちらもCHECK
【ストレートバレルの投げ方】リリースは抜く?押す?【3つのコツ】
続きを見る
わたしの10年間の「投げ方の極意」が詰まっています。
「バレルの寿命=壊れること」と考える人
〇〇が「折れる、割れる、ヒビが入る」の方は、頻繁に硬い床に落とさない限りは、寿命をむかえることは、ほぼありません。
ただ、ツイッターで調べると、10年前に1件、6年前に1件、最近だと1月にバレルが折れたという投稿を見ました。
シャフトが刺さっているネジの部分や、デザインによっては空洞の部分、細い部分の断面積が小さいので、衝撃に弱いことによって、そこから折れやすいのではないかと考えています。
とはいえ、バレルは折れるまで使える!と考えている方にとっては、「タングステンバレルの寿命はほとんどない」と言えます。
ダーツバレルの替え時は?
毎日3時間以上投げている方で、新品の吸い付くようなカットを常に感じていたいときは、1、2ヶ月が替えどきだと考えています。
JAPAN LADIESプロの鈴木未来選手も、カットのかかりがある状態に慣れておくために、1、2ヶ月に1回はバレルを交換しているそうです。
でも、そんなに頻繁にダーツを替えるのは、経済的負担が大きいですよね。
少なくとも私は、そこまでしょっちゅうバレルを替えたことはありません。
とはいえ、カットがツルツルになるのがイヤな方は、半年とか、1年くらいをバレル取り替えを検討するタイミングにしてみてはいかがでしょうか。
「じゃぁバレルは壊れるまで使えると考えている人は、いつが替えどきなの?」と思う方もいらっしゃると思います。
それは、「思い立ったとき」です。
「あっ!このバレル欲しい」という感情を大切にしてみてください。
そういった「カン」や「フィーリング」、「直感」は、ときに良い結果をもたらすこともあります。
おすすめのバレルについては、こちらの記事「ダーツ中級者おすすめ人気バレル10選【すべて買って比較してみた】」をどうぞ。
こちらもCHECK
中級者おすすめダーツバレル17選【バレル専門家が36種類投げ込んで厳選】
続きを見る
もう少し使ってあげてください^^
そのダーツバレルほんとに寿命?【洗浄することでまだまだ使えることも】
バレルが滑りやすくなってきたなぁと思ったときは、お手入れしてみると、グリップが復活することがあります。
また、バレルの表面にサビ(酸化膜)が発生することで、ツルツルを感じやすくなることも。
適度にバレルの掃除やメンテナンスをすることで、バレルはまだまだ使える可能性があります。
おすすめの洗浄方法については、こちらの記事「【ダーツバレルの洗浄】12種類以上の方法を実践して、比較してみた」を参考にしてみてください。
寿命が長持ちしやすいダーツバレルは?
次の3つが長持ちしやすいです。
- DLC
- ノーグルーブ
- クロムコーティング
買ったときの刻みの状態をできるだけ長持ちさせたいときは、DLC加工やクロムコーティング加工のバレルがおすすめです。
DLCもクロムコーティングも、硬い素材をうすーくバレルの表面にコーティングする加工となっています。
わかりやすく言うと、「チョコのコーティングがされているケーキ」みたいなものです。
冷えていると、硬くてフォークがなかなかささらないですよね。
「硬い=摩耗に強い=カットの寿命が長い」ということになります。
おすすめのコーティングバレルは以下の3つです。
- エフォール2 DLC
- ライジングサン G5 DLC
- ライジングサン 4.0 47
どれもレビュー記事を書いていますので、気になった方はぜひ。
こちらもCHECK
【ダーツバレル エフォール2 レビュー】ダイナスティー 大和久明彦選手【超繊細なカットが魅力】
続きを見る
こちらもCHECK
【ダーツバレル ライジングサンG5 レビュー】村松治樹選手【絶妙なフィット感】
続きを見る
こちらもCHECK
【ダーツ ライジングサン4.0 47 レビュー】村松治樹選手【曲線美のバレル】
続きを見る
まとめ:ダーツバレルの寿命は?替え時や長く使い続けるコツ【10年の経験】
ダーツバレルの寿命について、解説しました。
まとめると…
バレルの寿命について
- 毎日3時間以上投げると、マイクロカットやデルタカットなどの細かい繊細なカットは1年もたない
- リングカットや、シャークカットのような大きめの刻みは1年以上もつ
- そもそも刻みがない「ノーグルーブ」のバレルを使えば、寿命は半永久的
- 「折れる、割れる、ヒビが入る」ことは、頻繁に硬い床に落とさない限りは、ほぼない
バレルの替え時
- 新品の状態を常に維持したい人は、1〜2ヶ月
- カットのかかりを重視する人は半年〜1年くらい
- バレルを壊れるほど愛する人は「思い立ったとき」
バレルは洗浄することで、グリップが復活することもある
長持ちするバレル
- DLC
- ノーグルーブ
- クロムコーティング
バレルの寿命を伸ばすコツは、長持ちするバレルを、しっかりお手入れして、壊れるほど愛することです^^
3分の1以上はバレルに愛が伝わるはずっ