- 初心者なのでどんな投げ方があるのか知りたい
- 今の自分の投げ方が合っているのかわからない
- プッシュ・スイングのメリット・デメリットが知りたい
- おすすめの投げ方を教えてほしい
昔から代表的なのは「押し投げ」「振り投げ」といった投げ方ですが、自分がどちらの投げ方に合っているのか、悩んでいる方は多いです。
この記事を書くわたしは、ダーツ歴10年、元JAPANプロの経歴を持つ、現役のダーツプレイヤーです。
そんなわたしが、ダーツ初心者から中級者の方向けに2種類の投げ方のメリット、デメリット、おすすめの投げ方について、自分の体験談も交えて解説していきます。
この記事で分かること
ダーツの投げ方の種類①:プッシュタイプ(押し投げ)【初心者におすすめ】
一般的に「プッシュタイプ」とか、「押し投げ」と言われる基本の形は、以下のとおりです。
- テイクバックは肩や、顔の前や横に引く
- 引いたところから押して、肘の上のあたりでダーツを離す
- ダーツを離す瞬間は、押すイメージ
- ダーツを離すとき、肘は跳ね上がる
- 手はターゲットに向かって、まっすぐ伸ばす
- 紙飛行機を飛ばすイメージ
メリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
- ターゲットに刺さるダーツは、横にずれにくい
- ダーツを離すポイントが、多少ずれても修正できる
- 自分の目線よりも、位置が高いターゲットを狙いやすい
- 1本、1本投げるので、投げるリズムに左右されにくい
- ターゲットに手を伸ばすので、シンプルかつターゲットを狙いやすい
デメリット
- 筋肉痛になりやすい
- 力が入りやすく、脱力しにくい
- 狙いすぎると、ダーツを持ちすぎやすい
- ターゲットに刺さるダーツは、縦にずれやすい
- テイクバックのときに、フライトが顔に当たりやすい
この投げ方は、ダーツ初心者の方におすすめする投げ方となっています。
ターゲットに手を伸ばすということが、シンプルでわかりやすいからです^^
また、身長が低めの方にもおすすめする投げ方です。
手を伸ばすと、肘が跳ね上がるので、ダーツに上向きの力を与えやすいからです
背が低くてもダーツが上達するコツについては「【自分は背が低い】そう思っているあなたに試してほしいダーツの投げ方」で詳しく解説しています。
ダーツの投げ方の種類②:スイングタイプ(振り投げ)
一般的に「スイングタイプ」とか「振り投げ」と言われる、基本の形は以下のとおりです。
- テイクバックは肘を支点に肩や顔の前に倒す
- 倒したところから肘を支点に振って、腕の上でダーツを離す
- ダーツを離すタイミングはめちゃめちゃ早い
- ダーツを離すときは、肘はあまり動かない
- 手はターゲットよりも下に伸びる
- 丸めたティッシュをゴミ箱に放るイメージ
メリットと、デメリットをまとめました。
メリット
- 投げるリズムが良くなる
- ダーツを早く離すコツを掴める
- ダーツの飛びが良くなり、矢速が上がる
- ターゲットに刺さるダーツが縦にずれにくい
- ダーツを抜く、抜けていくという感覚が掴める
- テイクバックのとき、フライトが顔に当たりにくい
- ダーツを離すポイントがハッキリしていてわかりやすい
- ダーツを離すポイントを掴めるとハットトリックやベッドが出やすい
- 肘を支点とした遠心力を使えるのでダーツの重さで投げることができる
- 遠心力と手首を使いやすいので力をいれなくてもダーツを飛ばしやすい
デメリット
- ターゲットの狙い方が難しい ※テイクバックやダーツを離す瞬間に狙う
- 投げるリズムが崩れると、入らない
- ダーツを離すポイントの、調整が難しい
- ターゲットに刺さるダーツが、横にずれやすい
- ターゲットに入るときと入らないときの、調子の差が大きい
- ダーツを離すポイントが少しでもずれると、とんでもないところに飛んでいく
スイングタイプはメリットも多いですが、デメリットのリスクはかなり大きいと思っています。向き、不向きが大きくわかれる投げ方だと、考えています。
では、どんな人に向いているのか?スイングタイプの投げ方は、毎回同じポイントでダーツを離すことができる人に、おすすめする投げ方です。
しかし、毎回同じポイントで投げるのは、とても難しいと考えています...
やってみたらわかりますが、結構難しいですよね。とはいえ、リズムでポンポン投げたい人には、おすすめの投げ方です。
ダーツ1本投げるリズムが3本とも一定だと、ダーツを離すポイントも安定しやすいからです。
また、身長が高い方におすすめする投げ方でもあります。ダーツを振り下ろして、ブルを狙えるからです。
私が台の上に上がって、185cmの身長で投げてみましたが、高さ173cmのブルはダーツを振り下ろして入れることができました。
高さ185cmの20トリプルも、台に上がるとダーツを振って入れることが簡単になりました。
私の周りのダーツプレイヤーでも、比較的背が高い人は、スイングタイプで投げている方が多いイメージです。
プッシュとスイングのハイブリッドタイプのダーツの投げ方【ふれっど流】
わたしは、ダーツを始めたころ、プッシュタイプの投げ方でしたが、Aフライトの壁を超えれなかったので、スイングの良いところを取り入れることにしました。
取り入れたところを、まとめました。
- テイクバックは肩に引くのではなく、肘を支点にパタンと倒す
- ダーツを離すまでは、肘を支点として振る
- ダーツを離すタイミングは、比較的早くする
- ダーツを離す瞬間はダーツを押して、肘を跳ね上げる
- フォロースルーは、とにかく手を伸ばしきる
キホンはすべて脱力した状態で、ダーツを離す瞬間に少しだけ力を入れています^^
少しの力は押す力と、手首を振る力です!
メリットをまとめました。
→プッシュタイプのメリット、
スイングタイプのデメリット解消
→プッシュタイプのメリット
→スイングタイプのメリット、
プッシュタイプのデメリット解消
→スイングタイプのメリット、
プッシュタイプのデメリット解消
→スイングタイプのメリット
→スイングタイプのメリット
→スイングタイプのメリット
→プッシュタイプのメリット、
スイングタイプのデメリット解消
- ターゲットが縦にずれる場合はダーツを離すまでのスイングが悪いとわかる
- ターゲットが横にずれる場合はダーツを離すときのプッシュが悪いとわかる
うまくプッシュとスイングの良いところを合わせることができていますし、デメリットもおぎなっています。
また、この投げ方は、ターゲットのズレかたによって、どう修正すれば良いかを、パッと判断することができます。
ターゲットが横にずれるときは、「ダーツをしっかり前に押す」、「手を伸ばすこと」を意識する。
スイングは飛びで縦方向をコントロール、プッシュは横方向をコントロールです^^
デメリットをまとめました。
狙うというよりかは、「こう投げれば、あのターゲットに吸い込まれる」という感覚が必要になると考えています。
わたしはこの投げ方でAフライトに到達し、AAフライトまで到達することができました。
身長が175cm前後の方や、現在Bフライトで、Aフライトを目指している方にぜひ試していただきたい投げ方です^^
まとめ:プッシュとスイングと良いトコどりの投げ方のおすすめ
ダーツのプッシュタイプ、スイングタイプ、ハイブリッドタイプの投げ方について、解説しました。
- プッシュタイプの投げ方
- ダーツ初心者の方におすすめ
- 身長が低めの方におすすめ
- スイングタイプの投げ方
- 毎回同じポイントでダーツを投げれる方におすすめ
- リズムでポンポン投げたい方におすすめ
- 身長が高い方におすすめ
- プッシュ、スイングのハイブリッドの投げ方
- 身長が175cm前後の方
- 現在Bフライトで、Aフライトを目指している方
ダーツの投げ方は、ひとそれぞれです。
「プッシュタイプ」や「スイングタイプ」の一般的な形にこだわる必要はなく、そこをベースとして自分流の投げ方を、見つけていっていただければと思います。
この記事が、そのお手伝いになれば、とてもうれしいです^^
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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本記事の執筆者